自損事故保険の必要性

任意保険の補償内容を見てみると「自損事故保険」という項目があります。これは、対人賠償に自動付帯される保険なのです。加入した覚えがないのに補償されてるとなると、ちょっと得した気分になりますよね。

一般的に、自損事故保険には対人賠償保険を申込むと自動的に付帯されます。任意の対人賠償保険は、相手側の補償を目的としていますので、対人賠償に加入していてもドライバーを含む、その家族も加入側は対人賠償の補償は受けられないのです。

相手のいない単独事故を起こした場合、誰からも補償が受けられなくなります。

例えば、カーブを曲がりきれず、ガードレールに突っ込み、ドライバーが全治3ヶ月の大怪我をした場合。相手がいても、本人の過失が100%だった場合も同様、対人賠償は受けられません。

例えば、スピードの出せるクネクネした道を気持よく走っていたら、前方から突然、バイクがセンターラインをはみ出してぶつかりそうになったので、あなたは慌ててバイクを避けるためハンドルを切った。結果、ガードレールに激しくぶつかったものの、命には別状なかった。・・が、バイクはそのまま逃げた。

事故は、そのバイクのナンバーをも控える暇も余裕もないわけですから、この場合も対人は適用されず、自損事故扱いになるのです。相手を突き止められない限りは、対人がいないのと同じです。

自分に否がなくても事故は起こり、そして常識では考えられないような結末も多いのが現状です。こんなケースの場合は、対人賠償ではなく、自損事故保険から補償を受けることになる事を覚えておいて下さい。

運転者のミスによる事故でも、しっかり補償してくれるのは、とても心強いです。ただ、この保険にも基本的な条件はあります。飲酒運転、無免許、自殺を目的とした故意の事故だった場合は補償は適用されません。

こういった、理不尽なケースを懸念して、「もっと、補償を厚くしておきたい。」と、お考えの方も多いと思われますが、自損事故保険の場合は、補償額が決まってしまっているため「無制限」というわけにはいかないようです。

自損事故保険は搭乗者傷害とは別に支払われます。自損事故保険で補償される人は運転手本人(被保険者)と、搭乗者となります。

自損事故保険は、人身傷害補償(保険・特約)などと、自動車保険会社によってひとまとめにしてある場合もあるので、この辺りは見積もり時にチェックしておきたいポイントですね。